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涙で日記が書けねぇぜ!日記
俺の家は小さい頃に親が離婚して、それから母親一人で兄弟三人を育ててきた少々生活苦な環境にあった。
やがて弟が自立し、妹が結婚してから母親と二人だけの暮らしになった。
俺はいくつになっても定職に就かずブラブラとその日暮らしを満喫していた。
そんなある日、突然母が倒れた。
末期のガンだった…
一時、奇跡的な回復をみせたが、約2年半の闘病生活の末に今年四月、帰らぬ人となった…。
それから、葬式の手配やら手続きやらで慌ただしい日が続き、先日無事に、母の初盆を兄弟三人で迎える事ができた。
その帰り、妹がいきなり「うどんを食べに行こう!」と言うので、弟と妹と妹の子供の4人で“牧のうどん”に食べに行く事にした。
実は、兄弟三人だけで食事するのは、恥ずかしながらこの日が初めての事だった。
俺は肉うどん大盛り(70円プラスで麺2倍!)+ごぼう天を注文した。
「お兄ちゃんギャル曽根みたいに大食いやね」と妹に笑われた。
思えば、今まで母には迷惑ばかりかけて、何ひとつ親孝行らしいことをしてあげれなかった。本当に自分が情けない…
最後に言うけど、最近までいつも「腰が痛い痛い」と言っていた母の為に、こっそりマッサージチェアを買ってあげようとお金を貯めていたんだ。
「間に合わなくて…ごめんな。」
母ちゃん、
見てくれているかな?
今まで育ててくれてありがとう。
俺たちを生んでくれてありがとう。
【 おしまい 】
※今回は笑いなしだ。許せアミーゴ、アディオス!
(2007年8月)
(過去日記解説)
後から分かったんですけど、母がいつも悩んでいた腰痛の原因は頸椎をはじめとする癌だったんですよね。
毎日工場と内職とでずっとムリして働いていて、母が職場で倒れたとの連絡が入った時には、もうすでに癌が全身に転移してしまっていて末期宣告…という状況でした(涙)
今でも「なんでもっと早く気付いてあげれなかったんだろう…!」と後悔ばかりです。
ちなみに、母の為にこっそり貯めていたマッサージチェアのお金は、皮肉なことに母のお葬式代へと変わってしまいました。
皆さんもお父さん、お母さんを大切にしてくださいね~(;_:)/