<スポンサード リンク>
名作マンガ紹介①「ハイスクール!奇面組」新沢基栄
自分が生まれて初めて影響を受けた大好きな漫画家が「3年奇面組(ハイスクール!奇面組)」の作者新沢基栄先生です。
きっかけは小さい頃に通っていた近所の床屋に置いてあった「少年ジャンプ」でした。
当時は「キン肉マン」「激‼極虎一家」「Dr.スランプ」「ブラックエンジェルズ」「キャッツアイ」などが人気で、かなりの黄金期だったのではないでしょうか?
その中でも自分が一番大好きだったのが新沢基栄先生の「3年奇面組」でした。
「3年奇面組」とは、特徴のある顔だちと変わった性格の5人組が、クラスメイトに馬鹿にされながらも“人は違ってあたりまえ。誰もが個性的なのだ!”と、堂々と変態を自己主張する一大ギャグスペクタルである。(すいません。かなり誇張してますw)
その新沢先生の漫画の見やすい絵柄とテンポの良いギャグは、母子家庭で孤独に育った自分の幼少期をずいぶん癒してくれました。感謝x2です♪
初めて自分を主人公にしたギャグ漫画を描いたのもこの頃で、新沢先生に影響を受けて漫画を描いてるうちに漫画を読む側から描く側の楽しさを覚え、いつしか「自分もじぇったい漫画家になるのだー!w」と決めていました。(詳しい話はまた別の機会にw)
やがて奇面組は中学生編から高校生編に舞台が変わり「ハイスクール!奇面組」とタイトルも一新します。(これはかなり衝撃的でした!)
主人公の一堂零(いちどうれい)、河川唯(かわゆい)などに加えて、高校生編では織田魔利(おだまり)や怒裸権榎道(どらごんえのみち)といった強烈なゴロ合わせの新キャラが続々と登場。
TⅤアニメ化・劇場アニメ化もされて大ヒット作品となりました。(アニメ主題歌は当時爆発的人気を誇っていたおニャン子クラブ うしろゆびさされ組と、うしろ髪ひかれ隊です!)
たしかアニメ化の話はもっと早くから来ていたけど条件が合わなかったので先生が断っていたらしいんですよね。それで、ようやく希望条件の制作会社と合意。
その条件とは原作のイメージを最大限に尊重することだったらしく、その決定後にはアニメ制作会社に新沢先生からのキャラクターの設定図案が大量に届き、口の中は黒色で統一。
女性キャラのパンチラは禁止(笑)などの細かい注意事項があり、当時のアニメスタッフを驚愕させた?らしいですが、これは原作を愛するが故の作家特有のこだわりだと思うので自分は至極当然だと思います。(その点、アシスタントだった「燃える!お兄さん」の作者 佐藤正先生は連載デビューから半年で、TVアニメ化の話に速攻飛びついたwという真逆のスタイルという…)
奇面組で好きなエピソードは沢山ありますけど、一番笑ったのが学園祭で零君たちが喫茶奇面とかいう怪しい喫茶店を開いて、唯ちゃんの昔の嫌なクラスメイト達がいたずら気分で入っていくも逆に逃げ出すことになるという話。
おなかが痛くなるほど大爆笑しました。(14巻「学園祭変態バザール」の巻)
そして、一番印象に残っているのが最終回ひとつ手前のエピソード。(20巻「唯ちゃんの気持ち…」の巻)
入院してる零くんのお見舞いに来た唯ちゃんが零くんの遺書(日記)を見つけて涙するシーン。
すごく感動しました!!!\(ToT)/
ちなみに下の画像↓は、昔に某同人誌で描いた模写パロマンガです(笑)
大炎上した「夢オチ最終回」と新作(続編)の可能性について
…で、その翌週の最終回が強烈な賛否を巻き起こした例の“夢オチ最終回”だったんですが、新沢先生としては決して夢オチではなく逆に夢を与えたつもりだったようです。
その後に描かれた愛蔵版の再録ではラストのコマに零くんの影が書き足しされたようですけど、当時の自分には「今までの楽しかった思い出や愛くるしい仲間たち全ては架空の存在で、現実には存在しませんよ。」といった、原作者による非情な公式発表と受け止めてしまって(泣)その瞬間に今までキャラ達と過ごしてきた10年余りの夢や思い出が消滅し、ファンを厳しい現実に戻してしまった戦犯的な最終回のようでした…(´;ω;`)ショボーン
その後「ガンガン」で復活連載?した「フラッシュ!奇面組」は、どうして焼き直しみたいな設定で始めたんだろう?(泣)と、どうしても認知することができず未だに一度も読んでいません(すみませんww)
また、「ハイスクール!奇面組」の新作・続編については、現時点で新沢先生の健康とモチベーション維持が難しく、可能性は低いようです…(号泣)
ただ、先生が”最後にやり残した仕事?”として、ファンのために一発奮起して下さる可能性も十分あります(誰より漫画愛の強い先生ですので!)
もしかすると、現代版「奇面組」として、社会人になった零くん達の子供が主人公?となった「番外編」が、いつか何かの形となって見ることができる日が来るかもしれません。
自分の中で「奇面組」はまだ終わってませんから!!!←意固地になってますw
新沢基栄先生!各社出版者様!スローペースでも良いので新作発表お願いします!待ってますっっ!!(お願い届いてw)
↑ローソンのソーダファウンテン、アマダのシールコレクションも全種集めていますw(当時よりお宝として保管中)
いつか寄面組の高校卒業後の話しを書いて欲しいなぁ。零さんと唯と結婚までの話しをドラマでもいいので見て見たいので
新沢先生は残念ながら今はもう漫画を描く気持ちがないようですので、信じて待つしかありませんが、現代の奇面組として零くんと唯ちゃんの子供たちを主人公にして「したたか君」のような展開で再スタートできないものかな?と期待しています(*´ω`*)
また新沢基栄先生の漫画が読みたいですーー!!!